wgrib
0) wgrib
wgrib のオプションが表示される。
1) wgrib ifile
ifile のデータリストが表示される。
※簡潔な情報で良いなら、wgrib -s ifile とすればよい
(こちらの方が画面サイズ(例えば80文字で設定してたら)の都合上、
行の折り返しが無くて読みやすい)
2) wgrib ifile | grep ":HGT:" | wgrib ifile -i -grib -o ofile
ifile からジオポテンシャル高度だけ切り出して、GRIB 形式で
ofile に出力する。
3) wgrib ifile | grep ":HGT:" | wgrib ifile -i -bin -nh -o ofile
ifile からジオポテンシャル高度だけ切り出して、ヘッダ無しの BINARY 形式
で ofile に出力する。
※ 主に GrADS でアクセスする形式。
実行する計算機のCPUに依存した endian code で出力される
3.1) wgrib ifile | grep ":HGT:" | wgrib ifile -i -ieee -nh -o ofile
ifile からジオポテンシャル高度だけ切り出して、ヘッダ無しの IEEE 形式
で ofile に出力する。
※ 主に GrADS でアクセスする形式。
IEEE に準拠したフォーマット endian code で出力される。
(IEEE の詳細は知らないが) little endian 系のPCであっても
big endian で出力されるため、例えば PC UNIX(Linux, FreeBSD など)
で使用したデータをSunなどの(big endian系) Work Stationに移動しても
バイナリデータの読み出しが可能
4) wgrib ifile | grep ":HGT:" | wgrib ifile -i -bin -o ofile
ifile からジオポテンシャル高度だけ切り出して、ヘッダつきの BINARY 形式
で ofile に出力する。
※ Fortran で sequential にアクセスする形式
例 **
real*4 data(144,73)
read(21) data
↑これで読める形式のファイルになります
5) wgrib ifile -d 137 -grib -o ofile
ifile の137番目のデータを GRIB 形式で ofile に出力
6) wgrib ifile | grep ":HGT:" | grep ":500 mb:" | wgrib ifile -i -grib -o ofile
ifile から 500hPa のジオポテンシャル高度だけ切り出して、
GRIB 形式で ofile に出力
7) wgrib ifile -d 116 -grib -append -o ofile
ifile から116番目のデータを取り出し、GRIB 形式で(すでに存在している)
ofile に追加
※例えば 6) と併用するなどして自分が良く使用するデータだけを
抜きだして別ファイルに格納する場合などで使える
8) wgrib ifile -V
ifile のファイル情報を表示
※ process ID の確認などで使用。
NCEP-NCAR Reanalysis では、様々な問題から幾度かの rerun を
行っている。自分が使用しているデータがどの時点のものか
(rerun 以前か以後か)を確認する際に、process ID を参照する